ブログ
⑫財形住宅融資とは?
こんにちは! 「坪50万円からの家造り」しもつけ匠会です。
財形住宅融資とは、住宅金融支援機構が提供している公的ローンの一種です。
会社で財形貯蓄を行っている場合に利用することができ、借りる際にはさまざまな条件を満たす必要がありますが、金利が優遇されるなどメリットも多い住宅ローンです。
■利用の条件
申し込み条件として以下を満たす必要があります(「独立行政法人住宅金融支援機構 財形住宅融資のご案内」を参照)。
① 自身で所有及び居住するための住宅を建築・購入またはリフォームする
② 一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上継続している
③ 借入申込日前2年以内に財形貯蓄の預入を行っている
④ 申込日における財形貯蓄残高が50万円以上ある
⑤ 勤務先から住宅について援助(負担軽減措置)を受けられる(リフォーム融資の場合は不要)
⑥ 借入申込日現在、満70歳未満(リフォーム融資の場合は満79歳未満)
⑦ 総返済負担率が、年収400万円未満の場合30%以下、400万円以上の場合35%以下である
加えて、抵当権を設定できること、返済完了までの間火災保険をつけることも条件です。
■いくら借りられる?
①財形貯蓄の残高(一般・年金・住宅の合計)の10倍の額(最高4,000万円まで)
②住宅の新築や購入に必要な額及び土地の取得に必要な額の90%
上記①②どちらかの低い額が融資限度額となります。また、返済中5年ごとに適用金利を見直す「5年固定金利制」をとります。
■メリットは?
財形住宅融資のメリットのひとつとして、融資手数料がかからないことが挙げられます。
融資手数料は金融機関によって異なり、融資額にかかわらず3~5万円程度のところもあれば、融資額の2.2%と設定されるところも。この場合、3000万円の借り入れですと66万円かかる計算になりますので、高額です。
また、連帯保証人を立てる必要もないので、ローン保証料を支払う必要もありません。
ローン保証料は一般的に35年間で融資額の約2%が相場といわれていますので、3,000万円の借り入れの場合60万円かかります。
100万円以上もの手数料がかからないのは大きなメリットですね。
資金計画についてお悩みの方、住宅ローンについてもっと詳しく知りたい方はしもつけ匠会スタッフにお気軽にご相談ください!