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木材について知ろう!
こんにちは!!
しもつけ匠会です。
どのメーカーでも木造住宅ならば必ず使っている、住宅とは切っても切り離せない木材!
これは是非とも深くまで知りたいですよね。。。?
私たちがまるっと木材についてを細かくご紹介しちゃいます!!
これは聞いたことのある人も多いと思います
では、それぞれにはどんな違いがあるのでしょうか?
”針葉樹”
高く上へ上へと伸びるので、まっすぐで、成長が早く、やわらかい木が多い
・幹がまっすぐ伸びているため、木目が通っている
・通直な材を必要とする構造材に向いている
・白木のままで美しく光沢がある
・軽くて柔らかい(空隙率が高く、細胞の密度が低い)為キズ付きやすいが、加工が安易である
”広葉樹”
葉に日を当てようと、枝葉を横に広げるので、木目が変化に富み、緻密で硬い木が多い
・太く曲がり、枝分かれしている
・重くて硬い(空隙率が低く、細胞の密度が高い)為、強度、耐久性が高くキズ付きにくいが加工が難しい
・ねじれや狂いが大きく、構造体には向いていない
※空隙率(クウゲキリツ)とは、樹木を構成する細胞間には、空気の隙間(孔)があり、細胞と隙間の割合を空隙率といいます
※針葉樹が寒い地域や高い山でも成長することができる理由の一つに、葉の形が細く、雪が積もりにくい為、効率よく光合成を行えることがあげられます
針葉樹と広葉樹では大きな違いがありましたね!
住宅によく使われる木はどちらに分類されるのでしょうか?
実は。。。
住宅によく用いられる「マツ・スギ・ヒノキ」は針葉樹で、年間を通して葉を一斉に落とす時期がない樹木である
”常緑針葉樹”
に分類されます!
針葉樹にはもう一つ、寒冷な冬季などを葉のない状態で過ごす樹木の”落葉針葉樹”があります
「カラマツやイチョウ」などはこれに分類されます
広葉樹には「ケヤキ・クリ・クスノキ・モンキーポッド」などがあげられます
モンキーポッドといえば、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島にある広葉樹で、某電機メーカーグループのCMでも有名な木ですね!
今回は針葉樹と広葉樹の違いについて触れました!
なぜ住宅に針葉樹を用いるのかがわかりましたね!
次回以降でもっともっと木材について深掘りしていきますのでお楽しみに~
木材について知ろう!
「木材について知ろう!」
本日は前回に引き続き「木材について知ろう!」をお届けしていきます!
前回は無垢材について紹介しました。
今回は無垢材の中でも乾燥材と未乾燥材の違いに注目していきたいと思います!
それぞれに種類と名前があるんです。
人工乾燥材の「KD材」・・・人工的に短期間(2週間~1ヶ月)で乾燥させた材料
天然乾燥剤の「AD材」・・・天日にさらして半年~1年かけて自然乾燥させた材料
「葉枯らし材」・・・伐採後一定期間、葉を付けたまま山で自然乾燥させた材料
未乾燥材の「グリーン材」・・・生材とも言い、製材したまま乾燥させなかった材料
大きく上の4種類があります。
種類があるんだな~ということはわかりましたが、ズバリ住宅にはどれを使用するのがいいのかが気になりますよね?
住宅では一般的に乾燥材を使用しています。
それには木を乾燥させることで生まれる3つのメリットが関係しています!
1. 強度向上
乾燥させることで曲げ強度が向上して「折れにくい」「たわみにくい」木材へと変化します。
2. 耐蟻性・耐朽性向上
木材腐朽菌の発生が抑制されることで「腐りにくい」「シロアリに強い」木材になります。
3.寸法狂いの減少
木材について知ろう!
「木材について知ろう!」
今回はの紹介をしていきます!
前回は、乾燥材と未乾燥材について紹介しました。
乾燥材と言っても、どれくらい乾燥させるの?基準はあるの?
気になりますよね、、、詳しく説明していきます!
含水率(がんすいりつ)は、木材にはどれくらいの水分が入っているのかを表す言葉です。
木材を乾燥させることで、変形しにくくさせ、加工精度を上げやすくします
〇含水率の基準
・人工乾燥処理のとき 仕上げ材で15%~20%、未仕上げ材で15%~25%
・天然乾燥処理のとき 収縮をし始める30%以下と定められています
※仕上げ材:現場でそのまま使える材料
※未仕上げ材:現場で長さや厚みを調整するなど、再加工を想定している材料
〇平衡含水率(へいこうがんすいりつ)
水分がたくさん含まれている木材を外気中に長時間放置すると、木材の水分が蒸発していきます。この時の含水率(木が含んでいる水分量の割合)を平衡含水率と呼んでいます。
日本における平衡含水率の目安
・屋外で15~18%
・屋内で8~12%
ここで紹介した木材には調湿機能があります!
空気が乾燥すると木材から水分が放出され、空気が湿潤状態になると木材が水分を吸収します。
最近は、エアコンなどの設備普及により、空調の効いた部屋や直射日光が常時当たる場所では含水率が10%を切る場合もあります。
含水率10%は含水率がかなり低いですが、乾燥している分木材の表面に割れが発生しやすくなります。
※木材の含水率を30%以下にするときは、人工的に乾燥させる必要があります。
〇収縮/変形/腐朽菌
・木材の収縮 含水率30%以上の杉材を含水率15%以下に乾燥させたとき、杉材は4.2㎜収縮します。
・木材の変形 含水率が10%以下に達していない床板を室内に放置しておくと画像の様な変形が生じます。
・木材の腐朽菌 含水率が30%以上になるとシロアリや腐朽菌が発生しやすくなり、木材の強度にも影響を及ぼします。
皆さん、含水率について知っていただけましたか?
含水率が低い方が木の収縮が少なく、シロアリの被害も少なくなるのでお家を長持ちさせることにも繋がります
ちなみに木の花ホームでは、含水率15%の桧を柱に使用しています!
咲耶館やデジタルスタジオでは、十数年経過している木の様子を実際に見ていただくことができます!
お家の間取りやデザインはもちろんですが、木材の性能にもこだわりを持ってお家づくりを楽しんでいただけると嬉しいです!
今回はここまでになります!
次回もお楽しみに~